Shoppe Object 4.0 開幕

4回目のShoppe Object開幕

 2月1日(土)〜2月4日(火)の4日間、マンハッタンのローワーイーストサイドに位置するPIER 36で、第4回目となるShoppe Objectが開催されました。筆者が訪ねたのは、最終日のオープン直後にもかかわらず、会場は賑わっており、多くの商談が行われていました。https://shoppeobject.com/

Shoppe Object People
入り口付近 最終日にもかかわらず賑わっています

 ワンフロアーに整然とはめ込まれたような会場は、全体が白い壁のブースで統一されていて、各社による壁の塗装などの変更は認められていない模様。従い、商品のプレゼンテーションがよりシンプルになり、各ブースのセンスが問われます。地元のハンドクラフトなブランドから有名企業まで各社が、壁をキャンバスのように見立て、カラフルでユニークなアイテムをスタイリッシュに壁掛けしていったり、ブランドイメージを表現したり、プライス等を書き込んだりと、工夫したブースを設けていました。会場の外がやや殺風景なエリアであることも影響してか、入場すると宝箱に入ってきたかのような気持ちになりました。また、通路中央に配置されたテーブルのみのブースも存在感があり、来場者もファッショナブルな人たちが多いように感じました。

 前回の昨年8月と比べると、少し定番感のあるブランドブースが増したようには思いましたが、アクセサリー、リネン、服やバッグ、ホームキッチン関連アイテム、雑貨、紙製品、木製品、ベビー用品、などギフト、ホーム商品に特化したデザイン性の高い商品が多義に渡り並んでいました。

 ペーパーベースでの分厚いカタログやラインシートなどはほとんどのブースで配っておらず、名刺を渡すとWebカタログやインフォーメーションをメールで送ってもらえるので、張り切って会場を1周した後でも身軽で、バイヤー目線で見ても、負担が少なく見て回りやすい展示会です。

 Shoppe Object は2018年8月よりの、主にアクセントオンデザインのセクションに出ていた出展していた出展社が中心となって、分離独立した展示会です。

 今回からは同時期にマンハッタンのハドソン川沿い、ジャビッツセンターで開催されてきているNY NOWとの掛け持ち出展は認められなくなり、出展者からは「音楽とライティングが好みだからShoppe Objectに出展したわ」と、感性的な声も聞きました。

 NY NOWと比べ小規模感はありますが、しっかりとターゲティングがされており、これほど出展社と来場者のマッチング度の高い展示会はなかなかないのではないでしょうか。開放的で明るい会場と、数時間程度で全ブースを回われる凝縮感で、疲労感もありません。

 ジェトロはNYNOWでジャパンパビリオンを2003年より継続して展開していましたが、昨年の8月はNYNOWへの参加を取りやめ、Shoppe Objetと協力して、Japan Showcaseというテーマで初めてShoppe Objetに参加しました。今回は参加せず、日本企業は「日本」を大きく掲げることなく、各社頑張っていました。https://www.jetro.go.jp/en/events/shoppe_object2019/

 ちなみにマンハッタンの東側(イーストリバー沿い)で開催されるShoppe Object から西側(ハドソン川沿い)で開催されるNY NOWの会場へは、地下鉄を1回乗り換えて移動には40分ほどです。また、シャトルバスも運行していました。

 NY NOWしかほぼ選択肢のなかったギフト、ホームの消費財の展示会でしたが、こういった選択肢が出てきたことはとても歓迎すべきことではないでしょうか。ハイセンスな商品を持つブランドはもはやShoppe Objetに出た方が良いと考える動きも多いでしょう。

 今後もさらに規模を拡大していくことも考えられるますが、会場のキャパの問題や出展者、来場者のクオリティーをいかに保っていくかが主催者の腕の見せ所かもしれません。弊社も今後の動向に注目していきます。(Aki)

 

2020年2月19日