アメリカに出荷するエアー便はどれがいい?

フェデックスをお薦めします

以上です(笑)。とまた結論から書いてしまいましたが、もちろんフェデックス以外にもいろいろサービスがありますので、以下比較検討してみたいと思います。

まず、日本からアメリカへの航空輸送にはもちろん、日本通運さんやヤマトさんといった総合物流会社さん、航空貨物が得意な阪急阪神さんとか近鉄さんといった鉄道系のエキスプレス、他にもフォワダーなどいろんな選択があります。

ここでは、これからアメリカ市場に参入する皆さん向けの情報ということで、段ボール1箱から、パレット単位でも引き受けてくれる、日米間の輸送に強い欧米系のクーリエ会社、DHL、UPS、そしてフェデックスを比較してみたいと思います。あくまで、弊社の経験上の話なので、かなり偏っているかもしれませんが、その点はご容赦願います。

DHL(ディー・エイチ・エル)

まずは、DHLです。正式には、DHL (Dalsey, Hillblom and Lynn) International GmbH と言うそうです。創業者の名前のイニシャルだったんですね。アメリカで創業されましたが、現在はドイツ郵便他ドイツ資本に買収されドイツ系ということになっています。

さて、DHLですが、日本からアメリカに発送する場合、ものすごく早いです。びっくりするほど。日米は時差もあるのですが、日本の水曜日に弊社の日本のクライアントを出て、金曜日にニューヨークの弊社に着くというイメージです。たまに、木曜日に着くこともあったかもしれません。

ま、それぐらい早い印象です。次に出てくるフェデックスのプライオリティーぐらいの感じですね。値段はまずまず、フェデックスのプライオリティーよりは安いが、エコノミーよりは少し高い、というイメージですね。あまり重量が大きいとフェデックスの方が安くなることが多いので、小さめの物量の場合に適しているかもしれません。

あと、弊社の経験では荷扱いが他と比べて丁寧かもしれません。段ボールもあまり汚れず、痛まずに比較的綺麗な状態で届くことが多いかと思います。大事なお客様に素早くエアーで出荷するなんて時には良いですね。

また、日本国内には、DHLのホームページによるとサービス拠点が170ヶ所、中には24時間営業のところもあるようですね。

カスタマーサポートは特に問題と思ったことはなく。関税もしっかり請求されます。関税の他にサービスフィーみたいなのを払うまで荷物ホールドします、なんて言われることが何度かありました。しっかりというかちゃっかりしていますね。

個人向けよりは企業向けの方がおそらく強いように思うので、フェデックス、UPSなんかに比べれば米国内の拠点数は少ないと思います。

 

UPS(ユー・ピー・エス)

ウップスではありません。ユー・ピー・エスと呼びます。

UPSもフェデックスに負けないくらい、全米に拠点を設けています。フェデックスの最大のライバルと言っても過言ではないでしょう。アメリカにおける印象は、UPSの方が少し庶民的というか経済的というか、まるでオフィスのような内装のフェデックスの拠点と違い、倉庫に足を踏み入れたようなとっても現場チックな雰囲気のお店が多いです(個人的にはとても好きです)。日本からの輸送もフェデックスに負けじと良い料金を出しています。特に、期間限定でキャンペーン価格なるものを得意客に案内されるのですが、それが「!」と言うくらい安い時があります。が、ずっとその料金ではやってくれませんので、タイミングが合えばということになります。

弊社のクライアントさんも「今月はUPSさんが安いからUPSで出荷しますね」と言ったような感じで使われていらっしゃいました。ヤマト運輸とも提携しており、日本から、ヤマト運輸さんで出すと、UPSで届きます。

アメリカ側のカスタマーサポートは、フェデックスほどではないですが、問題ありません。EMSに比べれば格段に良いです。

なお、弊社では、NY/NJ倉庫からの小売店舗様への発送や、アマゾンFBAへの出荷、ECサイトのお客様への出荷など、米国内輸送はUPSを使うことが多いです。一つだけ文句があるとすれば、請求書がわかりづらい、それくらいです。

FedEx(フェデックス)

フェデックスは世界最大の輸送会社とも言われている業界最大手の会社です。売り上げ約7兆円。キンコーズも買収しましたので、旧キンコーズの1200箇所の店舗もネットワークに加わり、全米に拠点を持ちます。同社の有価証券報告書など調べてみましたが、ドラッグスアのWalgreensやスーパー最大手のウォルマートなどとの提携も進んでいて、さらに多くの拠点を今後構えるようですね。

 

弊社がエアー便で最もお世話になっているのがフェデックスさんです。物量に応じてレートが変わってくるので、ある程度の物量をコミットしなければなりませんが、現在のところ、総合的に最も優れているサービスを提供いただいています。

まず、日本サイドのカスタマーサポートがとても丁寧です。集荷の依頼はオンラインでもできますが、集荷が重量物でリフトゲートが必要など、細かい対応もしていただけます。集荷は基本、主要都市であれば無料ですが、遠隔地手数料を支払えば日本全国集荷に来てくれます(遠隔地手数料よりもフェデックスの営業所に宅配で送った方が安い場合もあるので注意)。

日本からアメリカ向けの輸送量も、エコノミーであればDHLより安くなることが多く、スピード的にも5日前後でニューヨークまで届きますので、まあ、大丈夫でしょう。むちゃくちゃ急ぐ時は、プライオリティーやさらに早いファーストクラスといったサービスもありますが、まあ通常はエコノミーで大丈夫でしょう。だいたい100kgを超えると、だいぶお得になり、300kg以上がさらにお得と言う感じですね。

アメリカ側はどうでしょうか?もちろん、EMSと違ってきっちり通関かけますので、関税もかかりますが、カスタマーサポートもしっかりしていますので、安心です。弊社がEMSで味わった〇〇な経験は幸い味わっていません。

少し欲をいえば、結構箱のダメージがあることです。段ボール箱はDHLに比べればかなり汚れて届くことが多いですし、パレットの貨物もところどころぶつけて届くことがあります。以前、段ボールに穴が開いていて、なかから変なネジの入った袋(ハードウェアショップで売ってるような包装)が出てきたことがありました。どっかの倉庫で混入したんでしょうかね?

扱いは多少荒いが、価格的には最も有利で、カスタマーサポートは安心。日本の集荷も安心。と弊社がフェデックスを利用することが多いのもわかっていただけると思います。

まとめ

40ftコンテナでもバンバンでるようになれば、それほど日本からの出荷に悩むこともないでしょう。ただ最初からそうはいかないと思います。新たな市場に入っていく時、お客様も最初から大きなオーダーを入れませんし、サンプルを送るニーズもあります。少量に素早く送る機会が多いのですが、やはり輸送単価が上がってしまいます。弊社も7年前に創業して、これまで本当にこの日本からの送料に悩み、悩まされてきました。日本側の代行会社に頼んだこともありましたし、それこそいろんな会社にあたり、徐々に販売量が増えるとともに、物量もある程度増え、そしてその度に交渉して、ということでやってきました。したがって、これからアメリカ市場に輸出していこうというこれからというお客様の気持ちがよくわかります。できれば皆さんには私どもが辿ってきたような面倒をかけさせたくありません。むしろ、マーケティング、セールスやブランディングに時間を割いて欲しい。そう言う思いで、弊社では輸送代行も承ることにしました。日本からアメリカ向け出荷でお悩みの方、ぜひ弊社にご相談ください。