NY NOW 2020 Winter開催

新型肺炎騒動の最中、NYNOWが開催

2月1日(土)〜2月5日(水)の5日間、ジャビッツ展示会場にて、NY NOWが開催されました。アジア系の来場が少し減ったようにも思いましたが、全体的にはあまり変わりなく、大きな混乱もなく、無事閉幕しました。

現在、ジャビッツセンターは知事の肝いりで、約1000億円を投じて北側に大改築というか大増築が行われています。そのおかげで、近年、NY NOWも毎回レイアウトが変更になるのですが、今回は、日本香道さんなんかもでている香りの部門が3階に上がってきて、いつもあるアクセント・オン・デザインのコーナーが少し3階の真ん中よりというか南寄りに移動していました。別に報告しますが、Shoppe Objetの影響も少なからずあると思います。かつて看板エリアであった、アクセント・オン・デザインが少し小さくなったように感じました。

NY NOWは2月、8月と年に2回開催されます。8月はホリデーシーズンの直前ということもあり、ホリデーに向けての最後の買い場というか、比較的小さな専門店さんがばんばん注文を入れてくると言うイメージで、2月の方はホリデーから少し時間がありますので、もうちょっとじっくりした話が多いと言う印象、つまり大手のバイヤーとも商談と言うイメージです。今回サポートさせていただいたブースが少し高級路線でしたので、価格に厳しい大手バイヤーがあまり目に止まらなかっただけかもしれませんが、全体的に出店者、来場者、特に大手のバイヤー自体が減っているのではないかと感じました。

NY NOWは旧NY International Gift Fairと呼ばれていたギフトの展示会ですが、2013年より若干ホームよりにコンセプトを変え、現在の名称になっています。同じ主催者が開催していた、かつての、NY Home Textile ShowやSurtex(デザインパターンのライセンシングショー、以前はICFFに併設)や、ついにNational Stationary Showまで昨年統合され現在の姿となっています。おそらく、少しでも大きくなることで集客力をつけようと、中・小規模の専門見本市を統合して、大型化し、生き残りを図っているのだと思います。

筆者が前職の際、ジャパンパビリオンを組織して海外の展示会に参加する仕事に携わっておりましたが、今思い出せば2003年でしたか、第一回目の参加をさせていただきました。そのころは、ジャビッツ全ホールのみならず、ハドソン川沿いの旅客船ターミナルであるPIER会場や、市中のMetropolitan Pavilionといったイベントホールまで主催者が用意しなければならないほどで、新規出展は10年待ちなんて声もあったぐらい、ブースはなかなか取れませんでした。筆者がニューヨークにきた2008年からすぐのころのNYNOWでは、景気がものすごいよくて、ジャパンパビリオンにもものすごい来場があり、商談結果をアンケートさせていただいたのですが、ものすごい金額だったのを覚えています。ある人気のブースでは、もう注文を入れるのに行列ができていたくらいでした。

ただそこから、だんだんとEコマースの進展がアメリカで加速していきました。アマゾンの台頭です。

おそらく、現在30兆円を売り上げるアマゾンの市場はそのころはまだまだ発展途上でした。どんどん地方の専門店のみならず、旧態依然とした大手チェーンまで飲み込んでいったのではないかと思います。

ただ、一方でアメリカ市場に新しく参入するブランドとしては、NY NOWはまだまだ無視できない展示会です。越境ECで日本からアマゾンFBAなどを活用して直接消費者に販売する方法もありますが、指名買いが入るくらいの有名・人気商品か圧倒的な価格競争力があるか、あるいは相当に機能で秀でているという必要があるでしょう。また、消費者が知らなければ検索にもひっかかりません。そこで、やはり、B to Bでアメリカのオンライン店舗を含めた小売店にも卸し、消費者に見て、触れてもらい、認知度をあげてもらうことも、EC販売には必要になってきます。いわば、今後ますます伸びるであろうECで頑張るためにも、B to Bをおろそかにしない。こういうことだと思います。

ギフト、ホーム、日用品関連の消費財分野では、NY NOWはまだまだ米国では最大規模を誇る展示会です。新興のShoppe ObjetがわざわざNY NOWの時期に会期を合わせて開催するのも、NY NOWの集客力がまだまだ侮れないからだと思います。

また、かつてより出展者が減って、ブースが良い位置に取りやすくなったということもあると思いますし、その分バイヤーに選んでもらえるチャンスも増えていると思います。

NYはビジネスやトレンドの発信地でもあります。ヨーロッパの展示会も良いですが、たとえばフランクフルトメッセなどはとても良い展示会だと思いますが、あまりにも多くの出展者と来場者に埋没しないでしょうか。あるいは、展示会とホテルの往復になりませんでしょうか。

NY NOWはジャビッツセンターという、マンハッタンのタイムズスクエアからも近く、地下鉄7番線のジャビッツ間近のハドソンヤード駅までの延伸により、グランドセントラル・ターミナル駅から3駅、タイムズスクエアからも1駅とかなり便利になりました。また、21世紀最大のマンハッタンの再開発とも称される、ハドソンヤードの再開発も進んでいて、マンハッタンでも有数のショッピングモールもオープンし人気を集めています。

展示会後に店舗に訪問し、トレンドを確認し、また場合によってはサンプルを持参しても良いでしょう。なかなか飛び込みで商談につながることは少ないかもしれませんが、展示会に来たバイヤーさんのお店がニューヨークにあった場合、「明日、あらためてサンプルを持って訪問させていただいてよろしいでしょうか?」などといった営業ができるのがニューヨークの展示会の強みです。

さて、弊社の宣伝ですが、出展サポートは弊社の得意分野の一つです。今回も埼玉県のアンドユウさんのブースにて弊社が出展サポートさせていただいたほか、アクセントオンデザインエリアにて、4コマのブース施工・監修をさせていただきました。もし、NY NOWなどニューヨークの展示会に参加してみたい、と言う方は弊社でもサポートができますので、お気軽にお問い合わせください。

今回出展サポートさせていただいた、アンドユウさんのブース

 

キッチンツールブランドをスポンサーに、有名シェフの実演なども会場では行われていた https://www.nynow.com/epicurean-kitchen

 

Indie nowという個人経営、3年以内に創業、NY NOW初参加を条件とした、小さなカウンターで出品するエリアも

 

閉幕直後のジャビッツ展示会場。また次回です!お疲れさまでした!